これからのアマチュアボクシングは?

とっくにオリンピックは終わってますが、またアマチュアボクシングの国際試合について。
オリンピックは残念な結果でしたが、私はそれ以前に日本一のチャンピオンがほとんどアジア予選を突破できないことの方が残念です。中には、日本で最強と言われ国内では何年も負けていない選手が、アジアで勝てない。
北京オリンピックでは、モンゴルが金1、銀1、中国が金2、タイが金1、銀1とアジア勢が大活躍し、世界の勢力図が塗り替えられた感があります。アジアのレベルは高いと言えるでしょう。また、モンゴルや中国など日本人と同じモンゴロイド人種が活躍していることから、人種的に不利なわけではないことが証明された。
世界で勝つためには、これまでの「ボクシング感」を一度捨てなきゃならないんじゃないか。皆がファイター指向とは思わないが、打ち合う、手を出し合うことが前提になっている気がする。正々堂々、真剣勝負、真っ向勝負、卑怯を嫌うなど日本人は勝負事に独特の価値観を持っている。(選手ではなく役員など関係者だけかもしれませんが...)しかし、海外ではゲームに勝つための戦略を重視して、戦い方(きれいとか汚いとか)にはこだわっていない。どうやって勝つか、そのためにどんなプランを立てて実践するかが大事なんでしょう。だから、勝つためには失格にならない程度の反則もありだ。
最近の柔道を見ればよくわかる。日本人は、がっちり組んで技を競い一本を狙う。ところが、海外ではまず組まない。そして、レスリングのようなタックルでポイントを取って、逃げ切る。見ていて全く面白くないが、それがルールにあった戦い方で、あれば合理的なのだろう。
アマチュアボクシングも、まず打ち合う、手数を出すのが当たり前という考えをすてなければならないと思う。ポイント制にあった戦い方、つまりいかにポイントをやらないか、手数よりもはっきりとポイントを取っていくことを考えなきゃならない。ディフェンスもオフェンスと同じくらいのスキルを付けないと勝てない。そのスキルをマスターしするためには、今まで以上に時間がかかるから、長いスパンで競技を続けていく必要があるだろう。

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